半年間のグラーツ滞在、最後の旅行。 
夫と2人 オーストリアを出発して、レンタカーでのイタリア旅行の記録です。

その旅も今日で終わり。


ずいぶんだらだらと更新し続けていましたが、
実際の期間は、平日1週間のお休みをいただいたのと、その前後の週末とちょこっと祝日で。


昨日はヴェネチアの宿泊。

今日は、スロヴェニアの「ブレッド湖」(赤いぽっち)という湖を経由して、グラーツの家に帰宅予定です。

日本ではあまり有名ではないのですが、とても美しい湖らしいので、

この半年間の滞在でぜひ行きたいと思っていた場所。
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ヴェネチアの宿

朝食会場  小さい場所だけど、充実。
右のちいさい冷蔵庫には、食べ物がいろいろ。
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フルーツ  カフェマシーン  フルーツジュース  パン
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ホットサンドメーカー? かと思ったら
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パニーニのマシン   さすがイタリア
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西洋でよく見た、チョコのスプレッド。 日本にもあるのかな?
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さすがレモンの国イタリア  何に使うんだろ??
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かわいいカップ
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本日の朝食  冷蔵庫に、ハム、チーズ、瓶のジュースが入っていて、それも自由に食べてよいシステム。

大きめカップでカフェオレ。
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宿のおじさんにお礼をいって、お別れ。

さて、出発です。


朝食会場で、ひとつサンドイッチを多く作ってもらってきました。

この旅で時々していたこと。

宿主さんに聞くと、快くOKしてくれるんだよね。途中に店もないし、移動ばっかりなのでありがたい。

イタリア北部。

移動すると風景がかわってくる実感。

山が増えてきた。
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家、教会。 風景がオーストリア的だ。

かつては、ハプスブルグの支配下であった時代の長い地域。

ずっとバラバラだったから

イタリアという形になったのは、最近だもんなー。

一民族、一国。をずっと継続している日本にはない感覚。

現在ある国の形が昔から、そしてこれからも続くと思ってしまう感覚。



かつてここは、こうだったから、今こうだ。と考える作業。

イタリアでありながら、北イタリアには、ドイツ語の方が得意という地域もあるらしい。

夫の職場にそんな人がいたという。住んでみて、触れて見ないとわからなかったこと。
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おー、国境を越えました。

オーストリアだ。

国境を越えると、交通ルールを教えてくれる優秀ナビ。

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朝食会場でもらってきて、パニーニサンド。

ひたすら移動に日は、ありがたい。
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山の上に集落があったイタリア。

山の上に古城が出現してきた。オーストリアだなぁ。
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なんだかんだで、ブレッド湖周囲に到着。

有料パーキングがあったので、車を停めてみました。

天気もいいし、のんびりしている人がたくさん。

日本だと、水着で日焼けしている人って、ビーチでしかみないけど、

ヨーロッパだと、公園とかでもよく見かける光景。
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ブレッド湖についてちょっと解説

・スロベニア北部にある氷河湖
・周囲は6km
・温暖なこの地域、ハプスブルグ家は別荘を作っていたそう。
・湖周囲にブレッド城、湖の中にブレッド島がある。




これです。



青いなー。

氷河に含まれる鉱物が、水をこんな色にするんだ。

アイスランドのブルーラグーン。
パムッカレの石灰棚。
北海道の青い池

どれも同じような仕組みなのだろう。
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泳いでいる人、ヨガみたいなことをしている人
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飛び込んでいる人  

楽しそう(^∀^)
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カヌーとオール

この湖で出来るんだろうなー。
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馬車  サーフィン  のどかな風景
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ここもキレイなんだけど、ブレッドというと有名な風景がある

高いところから見下ろした風景

ちょっと休憩しながら、店員さんに質問することにします
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これは、ミラノで黒人にむりやりつけられたミサンガ。

なんとなく切れずに、旅の間ずっとつけていた。あれは、旅の始まりだったなー。

それより、なにより、肌が黒い。
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今日も暑い。

美味しいなー。
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プレモル風に。
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砂糖のパッケージがかわいい
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ガイドブック的な情報によると、ブレッド城から湖を一望できるらしい。

けれど、有料のブレッド城に入らないと景色が見えないのだという。

さらに、これは私の勘だけど、ブレッド城からの景色は何か違う気がする。


興味のないお城にお金を払ってまで、一番みたい景色ではない景色をみるのはちょっとね。


でも、どこから見えるのかわからない。

空撮だといやだな。

などと思って、店員さんに質問すると。


この先の遊歩道を歩いていくと、展望スペースがあるとのこと。

ちょうど、ブレッド城と反対側に位置する場所に。



気持ちのよい遊歩道  

けっこう簡単に行けそう。よかった。
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遊歩道からの眺め。泳いでいるなー。
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キャンプスペース?
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どこから見てもキレイな湖。
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スワンボートもあるんだー。  
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日焼けしているなー。

海が近くにない地域の人は、こうやって水辺を楽しむのだなー。
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湖で遊ぶ子供たち。 
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奥に見える崖の上  ブレッド城
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キャンプ場入り口
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ブレッド湖周囲の地図

1.ブレッド城
2.車をとめたあたり
3.展望スペースっぽいマーク
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拡大

この「OSOJNICA」という場所を目指します。
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「OSOJNICA」の看板
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わからなくて、何度も行ったりきたり、迷ったなー。

もっと簡単にいけるかと思っていたのに、登山のような道。

ある程度登ったのに、不安になって下山しちゃって

大きな地図で確認してやっぱりここだったかもと、また登ったりして。

思っていたより、大変でした。
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辛抱強く登ると、また標識。
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到着!!

この風景が見たかったんだ!!
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展望用ベンチ
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私が、なんとなく海賊王を目指す誰かのような服装です。

見ているのは湖だけど。
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この湖は天気が悪いことが多いようで、霧がかかったり、雨が降ったり。

快晴で、この色で見られるなんて本当にラッキーでした。

写真を撮って、汗が引くのをまちながら、ほーっと

しばらくこの風景を眺めていました。


またこの道を下って
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湖沿いの同じ道を引き返して
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仲良し4人組が前を行く 
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さっきの場所に戻って

荷物を置いて、いつものストールは大きいので敷物にして 
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泳ぎました!!

地中海に入るかもしれないと持ってきた水着。ここで役に立ちました。
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水着が濡れているので、さっきのストールを着てみて。

わー、私、やっぱり焼けたなー。
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ツアーでは決して出来ないこと。

ブレッド湖で泳ぐなんて。いい経験しました。


あとは、グラーツまで帰るだけです。



夕暮れの空。
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グラーツに到着。
レンタカー会社に車を置いて、家まで徒歩20分くらい。


帰り道に、こんなもの。

ヴィーナス誕生の看板のお店。

これの本物を見てきたんだなー。


ここもまだ外国だけど、遠い場所へ行ってきて、家のある場所へ帰ってきたという実感。
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半年間のグラーツ滞在。

このときは、6月の初旬。

残すところあと3週間。



夫は毎日職場へ。

私は、まだ旅行へ出かける時間はある。



どうしようかな。



3週間が長いのか、短いのかわからないけれど


冬から、春、そして夏へ。

半年間すごしてきたこの街を、ゆっくりまた見ていこうかな。

この街で出会った人々との時間を大切にしたい。

そんな風に思っています。







*おまけ

↑とはいったものの、お隣の国、チェコには行けなかったです。
プラハ、チェスキークロムロフ。お隣だから、いつでも行けると思っていたら行けなかった場所。
年をとってからになるのかわからないけれど、いつか行きたい場所。
そんな風に、ずっと思い続ける場所なのかもしれません。



このイタリア旅行。それぞれ、特徴があって、どの都市も楽しかったです。
ただ、遠すぎて行けなかった場所がひとつ。

ここ、どう考えても、遠すぎて無理だったんだけど。行きたかったなー。

アルベロベッロ
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おしまい。