naokoのグラーツ滞在日記

オーストリアのグラーツという街で半年間生活していた時の記録です。

2014年01月

ハルシュタット 後編


続きです。


世界遺産の光景になんとか満足し、

Hallstatt(ハルシュタット)から、宿泊地のobertraun(オーバートラウン)へ戻ります。

本日の宿泊はこちら、hotelseerose(ホテルゼーローゼ)
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観光シーズンではないため、お休みの宿も多く、やっている宿もとてもリーズナブル。 
ジュニアスイートのお部屋、二人で、朝食付き70ユーロ(・∀・) 
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バスタブはないけど、広くて快適。

オーストリアのベッドメイキング。
掛布団は三つ折、枕は真ん中をへこませる。というのが、主流のよう。いつもこれです。

日本のホテルって、たいてい部屋のスリッパがあるけど、ここはなし。
日本で標準装備のものは、ないことが多い。
次からは、最低限必要なものは持っていくようにしよう。

若い夫婦がメインでやっているこの宿。
きれいな英語のご主人と、大きなお腹のかわいい妊婦さんの奥さん。
二人とも、ニコニコとしていてとても親切。

つたない英語の私たちに、ゆっくりを時間をかけて返答してくれます。


まだ時間もあるので、散歩に。

湖岸まで100m。
先ほどまでいた、Hallstatt(ハルシュタット)の村が見えます。
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公園には、
馬の蹄鉄の足跡
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誰かが書いた雪だるま
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夕食は、お隣のpizza レストランへ。
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こじんまりと、雰囲気のいいお店。

おばちゃんが切り盛りしていました。

オーストリア料理の定番 ヴィーナーシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)
サクサクで、すごく美味しかった。
たしか€10くらい
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これもご当地調味料?オイスターソースみたいな、ソース。
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それと、ご当地ビールのZipfer。
柑橘系の香りのさっぱりとした風味。たしか€3.5くらい
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テーブルに手作りのパン?の豚の飾り。
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ガーリックブレッドとクリームスープ。それぞれ€4.
カーリックトーストみたいなものかと思ったら、ピザ。
こちらで何度か食したお店のスープの位置づけ。
とてもしっかりしていて、存在感があります。
どちらも、とても美味しかったです。

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謎にレストランの中に、ボーリング場併設。
けっこうみなさん、楽しそうにやってました。
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そして

翌日

今日は、スキー。

オーバートラウンの村のすぐ近くにある「Krippensutein(クリッペンシュタイン)」というスキー場。

スキー場のエリアマップに、宿泊地が載っています。近いですね。
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通常のスキーコースは、青と赤のラインだけ。
ほかのオレンジや点線は、オフピステというか、むき出しの山で、自分で登ったりしながら滑るところ。
コース以外は、ビーコンとエアバックの装着が推奨されていました。(スキー場のホームページで)

前日、宿で調べてもらったバスの時間はたぶん9時と。

「バスの時刻表に日曜日は載っていないからよくかわらないの。でも、きっと大丈夫。」。って。
スキー場のふもとの村なのに、のんびりしています。
こんなに近いのに!


朝食も早めに用意してもらいました。

シリアルと、ヨーグルト、卵。シンプルだけど、美味しそうな朝食。
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見たこともないような種類。
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途中で、焼き立てパン(手作り風でかわいい)、ハム、たっぷりの挽きたてコーヒーも。
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あたたかい雰囲気の朝食に、お腹も気持ちも満たされます。


バスの時間。
バス停に数人の人。バスはだぶん大丈夫。
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昨日とは違って、大きなバス。バスの後ろに大きな荷台がついていて、そこにスキーを積んでから乗車。
スキー場まで、4km。あっというまに到着。

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リフトのチケットは、35ユーロのはずだけど、なぜか25ユーロでした。ラッキー。
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本日の、雪のコンディション 「POW POW」ーw(*゚o゚*)wIMGP1761

昨日から降り続く雪。

上には、ロープウェイであがります。

山頂は吹雪。

夏は、湖を一望する展望台にもなるこの場所。
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今日は、何も見えません
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リフトについた雪。寒そう。
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エアバックをしょって出て行く人たち。
あそこへ行くのだろうか。
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下の売店で販売していた、エアバックリュック
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ビーコンの作動をチェックするマシン。
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コースは、この視界。
コースの境目は、赤いネットが張ってある日本。
ここは、小さな看板のみ。3つ写っているはずなんですが…。
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少し見えてこんな感じ。
山!!
というか、登っている人がいます。
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絶対コースから外れない。という意気込みで滑ります。
滑ってみるとコースは、圧雪されていて、普通のコース。
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下界は、針葉樹林。
長く斜度のある、気持ちのいいコース。
コース脇はパウダー。
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とても、広いスキー場。長いコース。
朝から夕方までで、4本しか滑れませんでした。

夕方に遅めのランチ休憩。

雰囲気のいい、中腹の山小屋で
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メニューはすべてドイツ語でしたが、気のいいおじいさんオーナーが、英語で簡単に説明してくれました。
前日食べて美味しかったウィーナーシュニッツエルと、ご当地スイーツと紹介されたもの。
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スイーツは、Germknödel(ゲルムクヌーデル)というもの。
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巨大なパンに、プルーンジャムが入っていて、ケシの実とバニラソースがかかっています。
ドイツ、オーストリアのご当地デザートらしいです。
オーストリアの社員食堂などでは、普通のランチメニューに、定食に加えて、このスイーツのみのメニューも一食の食事として存在していると、聞きました。


ドリンクは、こっちに来て寒い場所でよく飲んでいるグリューワイン
スパイスで味付けしたホットワイン。あったまります。
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山小屋のつらら。
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ふかふか~。
寝転がって、降ってくる雪を見るの、小さいころから好きだったんだ。
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なだらかな残りの斜面をゆっくり降りて

今日は、これにて終了。

宿に帰って、荷物を整理。

「日本人のお客さんは、あなた方が初めてよ。」
と言っていたなー。

夕方5時半の電車で、3時間かけてグラーツへ帰ります。

大きな荷物。
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21時前には、帰宅。

「はー、家に帰ってきてほっとした。」
「家は落ち着くね。」

まさか、外国でこんな感想を言う日がくるなんて。


ハルシュタット 前編

先日写真を一枚だけアップしていた、湖岸の街。
まとめてみました。

長いと読むの大変だろうなと思いつつ、あれもこれも、残しておきたくて。
つい、長くなってしまいます。



3週目の週末。

グラーツに来て、もうそんなにたつんですね。

今週末は、観光を、ということで、例のごとく、金曜の夜に週末検討会議。
ギリギリすぎますね(;´Д`)
日帰りか、1泊で行けて、冬でも楽しめるところ。

オーストリアは、東西を貫くようにアルプス山脈が横たわっているため、アルプスが国土の6割を占めます。
ということは、ほとんど山。

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冬場は、雪深い、交通網が麻痺する、観光しにくい。などの理由だと思うのですが、観光施設が開いていないことが多いようです。
博物館は冬季休業。アクセスの電車や船も冬季休業。展望台は4月から。
ガイドブックを見ていると、そんな文字をよく目にします。

そして決まったところは hallstatt(ハルシュタット)

オーストリアの大自然の風景を見たいという私の希望により。
それと、ネットで調べていると、冬の景色の写真やブログも出てきたので、冬でもなんとかなるんじゃないかな。という楽観的な思考により。

あと、近くにスキー場もありそうなので、一泊して、観光とスキーと両方楽しむ計画に!



オーストリアの西に位置するザルツブルグは、映画サウンドオブミュージックの舞台ともなっている、山や湖の景観が美しいとされる都市。
その郊外には、多くの湖があり、湖畔には小さな村が点在するザルカンマーグートがあります。
ハルシュタットも、そのうちの一つ。
「世界一美しい湖岸の街」なんだそう。
韓流ドラマの、舞台にもなったことがあるらしい。


寝る前、ネットで宿と電車の予約をして就寝。
入力していただんなさん。けっこう大変だったみたいで、まだ旅に出てもいないのに、くたくたになっていました。




当日


駅で、昨日ネットで予約していたチケットを発券。

VORTEILScard Classic 【フォルタイルスカードクラシック】
を持っているので、電車代は約半額になります。

99ユーロで購入しておくと、1年間オーストリア連邦鉄道のチケットを最大半額で買えるというカード。
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料金は、二人分でハルシュタットまで往復73.6ユーロ(現在1ユーロ140円)
時間は、片道3時間。

家でプリントアウトしておくと、それにQRコードが印刷されているので、それがそのまま乗車券にもなるそう。便利!!


駅の自動券売機で予約番号を入力しての発券も可能なんですが

やり方がよくわからなかったのと、時間がなくて心配だったので、結局駅の窓口へ。
1ユーロで、プリントアウトしてくれました。
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7:45発 Salzburg Hbf(ザルツブルグ 中央駅)行きの列車に乗ります。

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赤が主要路線。オレンジローカル線。
一回だけ、赤からオレンジへ乗り換えです。
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席は自由席。テーブルがあって便利。
今日の相棒は、伊坂幸太郎「SOSの猿」

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PEZパッケージがかわいい
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スキーがあるので、大荷物。
自転車やスキーのための荷物置き場が各車両に設置されているので、とても便利。

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シートベルトみたいので、固定
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まだ暗い中出発しましたが、日が昇ると、車窓から美しい雪景色。
針葉樹林に積もった新雪って好きだなー。
窓が汚れているので、あまりきれいに撮れないのが、残念。
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車内販売。
メニュー表を配ってました。
コーヒー、クロワッサン、マフィン、サンドイッチ、ビール。いつか利用したい。
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ヨーロッパの鉄道は、改札がありません。
列車内の、車掌さんのチェックだけ。
不思議な感覚です。

車掌さんが回ってき時に、この列車の運行スケジュール表をくれました。
その列車ごとに、こんなものを作成して、印刷しているなんて。
どれだけ膨大になるんだろう。

準備不十分で、乗換えがあることをいまいち理解していたかった、私たち。
これを見て、乗換えがあることに気づくΣ(゚д゚;)

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一度乗り換え

ローカル線もきれいな車両
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オーバートラウンの駅到着。小さな駅。大きな荷物。
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本日の宿泊は、ハルシュタットの隣村。オーバートラウン
ハルシュタットまでは、車で5分くらい。
いったん宿に、荷物を置いて、シャトルバスで移動します。

説明ばかりですみません。
下の地図、赤で囲ったところ。
左の丸がオーバートラウン
右の丸がハルシュタット
緑の範囲はスキー場

どちらも湖岸に面した村。
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私たちは、バスで湖岸沿いの道路を移動しましたが、
日帰り観光の人たちは、ピンクの線のように、湖を船で渡るのが一般的だそう。船上で、正面から近づくきれいな町を見れるこの方法。
ハルシュタットの村の中には、鉄道駅がないので、そうやって渡るのが、最短で、景観をもっとも楽しめるルートなのだとか。


オーバートラウンの小さな教会を覗きつつ

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こんな小さな村に
そして、お互いが見えるほどの距離に二つの教会
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とても小さく、質素な教会。
公民館のような雰囲気すらあるが、
祭壇や採光のためか、地域の人が教会を大切にしていること
キリスト教が生活の中に存在していることを感じました。

宿でバスの時間を確認すると
1時間に1本。
「ちょうど、1分前。走れば間に合うかも、頑張って!」と。


なんとか間に合いました。
ローカルな雰囲気のpost bus。バスというより、車ですが。
とても陽気なドライバーさん。
近隣のスキー場も巡る車のようで、
「スキーヤーは無料で、それ以外は有料なの。だけど、まぁいいわ」
となぜか無料にしてくれました(^∀^)
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到着。

むむむ。
吹雪いてはいませんが、こんな感じ。
冬だし、こんなもんなのかなー(≡ω≡.)

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パステルでかわいらしい町並み
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町の中心に、シンボルとなる教会。
ヨーロッパはメルヘンチックだな。
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有名な岩塩のお店、閉まってました。
日本語(゚∇゚ ;)
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唯一開いていたお土産やさん。

かわいいなー
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ザルツブルグのビール
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町の中心にある、マルクト広場

まだクリスマスの余韻がありますね
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そんなにいい天気でもないけど、
これ以上の悪天候も考えられるので
先に、ベストフォトスポットで、一応写真を撮っておく。

有名な景観の場所は、町の中心部を過ぎた向こう側

少し歩きます

うー(´・ω・`)
こんなもんかなと思いつつ。一応撮影。
後ろの山とか見えないけど。

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ぶどうの木かな?オーストリアでよく見る光景。
ストーブは薪なんですね。
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昼食。

観光地なので、ご当地料理を。

レインボウトラウト(ニジマス)。ふっくら、サクサク。ほんのりピンクの身。
これ美味しい。
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それと、自家製チーズのパスタ。チーズが美味しい(´∀`)
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旅行だしね。と、昼からビール。
オーストリアらしい、「エーデルワイス」と、ローカルビールと説明された、「ハルシュタット」。

どちらも地ビールらしい風味で、美味しかったです。
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満足したところで、街中観光へ。


街のシンボルとなる教会。


なんだかとてもシンプル。
後方に広いスペースがあったけど、どんな風に使うんだろう。
下でコンサートして、上から見たりするのかな。
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丘の上になんとなく、教会っぽい建物
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後ろから回り込んで
上ってみます

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雪が強まってきました。

狭い通路を通り
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壁にはオブジェ

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入ってみます。

中はこんな感じ
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ろうそくが灯る
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リアルなステンドグラス
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教会の裏の墓地

さっきの教会が見えます
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雪が激しくなりつつあります。もうだめかな(T_T)景色…。


美しい景観から、夏は観光地として人気のあるハルシュタット。
塩坑のガイドツアーや展望台からの眺望、納骨堂など観光資源がたくさん。
冬のため、今回はそれらはすべて休業。

この教会の横に、その納骨堂があったようです。

狭い土地で、十分な墓地がとれなかったこの地域では、埋葬後、20年ほどで遺骨を取り出し、次の遺体を埋める風習があり、取り出した遺骨を納めた納骨堂「バインハウス」。12世紀から続くそれを、夏場は見学できるということ。

塩坑について、ザルツブルグは、古くから塩の取引で栄えた都市。「ザルツ」は塩。「ブルグ」は城の意味。ハルシュタットの「ハル」はケルト語で塩、「スタット」はドイツ語で場所。
ハルシュタットの、塩坑は世界最古のもの。そして、巨大滑り台で地下へ降りたりと、アミューズメントパークのように楽しめるところのよう。

小さなこの町。

見るものはこれで終了。

吹雪は強くなる一方。
お土産屋も閉まってしまったし。
寒くて外にもいられない。

美しい景観(´;ω;`)
まだ見ていない。
対岸の山とか、もうあるのかすらわからないほど、何も見えない。

宿に帰ってしまうのも、惜しくて
また別のレストランに入り、しばし雪をしのぐ。

待つこと1時間半。

そろそろバスの時間だし。
と、店を出ると、ぴたりと雪がやみました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

残り時間わずか。
バス停は、景色がきれいな場所と逆方向。
けど、行かなくては!!

坂道をダッシュ
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わー(´∀`*)
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条件を変えて、何枚か撮影。

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パノラマ
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夕暮れが近づき、街の色が濃くなっている
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急いで、バス乗り場で向かう。
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バス乗り場の方向からも
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ハルシュタット。
晴れわたる青空、濃い緑、湖に映る町並み。
それが魅力のこの街。

青空には、出会えなかったけれど、冬らしい山と町並みを見ることが出来てよかった。


満足しながら、オーバートラウンの街へ戻ります。


つづく。

教会巡り  観光地篇


オーストリアに来て、教会を見る機会が増えています。


中心部の観光として有名な教会。

普段、徒歩移動する中で、ふと「あ、ここも教会だったんだ」と立ち寄る教会。


ふと立ち寄っただけなので、本当のその教会の歴史や、人々からの愛され方はわかりませんが

なかなか素敵なものが多いので、私が見た、感じたことだけでも紹介しようと思います。


先日、紹介した

マリアトロスト教会


1714年建築。

郊外の小高い丘の上。眺めのよい教会。

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かわいい見た目でしたが、中はかなり重厚な華やかさ。
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これも、以前紹介したことがあったはず。

市教区教会

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にぎやかな通りに面しながら、中に入ると静寂が広がる教会。
ステンドグラスが美しい。
製作者の意図により、ヒトラーが隠されているというステンドグラス。
ヒトラーとムッソリーニ見つけてしまった。
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ちなみに
当初は、ユダヤ教区のゴシック礼拝堂として建てられる。その後、修道院であった期間に、バロック、新ゴシック様式へと改装。第二次大戦中に空爆を経て今に至る。ということだそうです。



次も中心部にある

フランツィスカーナ教会

グラーツ市内を東西に分ける、ムーア川を渡る橋の所にある、シンプルな教会。
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街のいろんな方向から見えるので、いつも気になってました。

夫はいつも、日が昇る前真っ暗な中、出勤していきます。
私もそれに合わせて、真っ暗なうちに家を出て、1時間くらいかけて街が明るくなっていくのを散歩しながら見るのが好きです。

朝一で、体を動かすと、体も気持ちも目覚めて、とても気持ちがいい。

朝焼けの中に見える教会
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近づくうちに明るくなっていくのがわかる
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街の中心にある、小さな山。時計塔。
シュロスベルグからも
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別の方向から
川を渡るときに橋から
はっきりした姿が見えなくても、シルエットが美しい
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中には入ったことがなくて、これを書くために昨日入ってみました。
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とても高い天井。静かな光。

この街の教会の中は、いつもとても静か。
いつも誰か1人か2人の人ががいるけれど、静かに祈りをささげている。
その静けさがまたよいと思う。
鮮やかだけどシンプルなデザインのステンドグラス。
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この番号は?
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振り返って。
天使のオブジェ。
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何か考えたい時に、また行こう。
そんな場所です。


ちなみに、この教会は
1239年に修道院として建てられ、塔は17世紀に街の軍事的な意味も持つ外壁と直結して建てれたそう。
ここはヨーロッパの東の方で、シュロスベルグも不落の城砦として有名というし、モンゴルやオスマン帝国が近くまで迫っていたので、重要な場所であったのだろう。
ということ、らしいです。




次も、街の中心部。クントハウスのすぐそば

マリアヒルファー教会

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見た目に華やか。
青空に映えます。

グラーツに来て、用事があって初めて街歩きした時に、出会った最初の教会。

中も華やかな内装。

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写真では伝わらないけれど、
中はひんやりとした空気で、とても静か。
教会の中というのは、どうしてこんなにも静かなんだろう。

キリスト誕生の模型。
実際に水が流れていて、水の音が教会に静かに響いていました。
さらさらさら。
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この教会から出て、広場から見上げると、シュロスベルグの時計塔が見えます。
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シュロスベルグからもここが見えました。
右側に見えるのがそう。
左に見える、黒くてぼこぼこしたのが、クントハウス。現代アートの美術館。
この街は、意外にも現代アートの街でもあります。
共存している。現在と過去。
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ゆっくり歩きながら、壁の質感を見て、ドアを押してドアの重さを感じて。
そして、上から屋根の色を、街の形を感じていく。

そういう作業って、いいなと思いました。



ちなみに、このマリアヒルファー教会。
托鉢修道院に属する教会。1611年創建。1742年に2本の鐘楼が加えられたそう。
塔というのは、後から加えられることが多いのですね。



もうひとつ。

家の窓からいつも見える教会。

ドイツ語なので自信はないですが、おそらく

Lazaristenkirche(セントメアリー教会)

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いつものスーパーへ行くときに見える姿
坂の上から。

隣の白いのは、姉妹の修道院。

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目の前の通りから
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朝の散歩中に

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教会。
わりと自由に出入りできるけれど、24時間開放というわけではありません。
朝の散歩の時には、まだ閉まってます。
最初に入ってみるまで、数週間かかってしまいました。

外から同様、華やかではない教会。

豪華絢爛なだけが、教会の魅力ではない。

はっとするような、美しさがあると思った場所がここ。
光とか、構造とかなのかな。

ここがきっかけで、教会と気づくと、中に入ってみようと思うようになったのは。

通りは、けっこう車も人も通って、がやがや。
向かいでは、工事もしていて賑わしい。
けれど、重くて、暗い色の扉をゆっくり開けると、広くて、静かな場所がそこにはあります。

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振り返って。
シンプルな色合いだけど、美しい。
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懺悔部屋。
意外と、どこの教会にもあるよう。
どうやって使われているのかな。
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日曜の朝とか、近隣の人が集まってミサとかしているのだろうか。

ミサとか、コンサートとかに参加してみたい。
けど、言葉がわからなくて、案内があっても気づかないな。


そんなことを考えながら、散歩中の教会めぐりを続けていきます。


これ以外にも、いくつか入ってみた場所があるので、ぼちぼち事後学習でもしつつ、紹介していこうと思います。

初雪


今年は暖冬なようで、暖かい日が続いていましたが、

グラーツへ来て、初めての雪です。



北海道での雪の到来。

寒くて寒くてどうしようもない日が続き、ついに雪。

「雪が降って、あったかくなったね」

そういう言葉が交わされます。


今年は、例年と違うのかもしれませんが、

とても暖かい日が続いていたグラーツ。

初雪とともに、気温がぐっと下がり、寒くなりました。

急に10度は下がったようです。


朝の散歩風景。

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歩いていると、知らなかったところに教会を見つけたりする。
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子供たちも、ニット帽、カラフルなダウンであたたくして登校。
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壁、窓、サッシ、暖房。
しっかりしているので、家の中はとてもあたたかいです。

お湯が出ない!!

グラーツに来て、数日後だったでしょうか。


いくつかトラブルがあったので紹介。


夫がシャワーを浴びていると、悲鳴が。
シャワーから冷たい水しか出てこなくなってしまったと。
まだ、泡を流しきっていないというのに…。

まだ電話もない私たち。

台所は、沸かせばなんとかなるとしても、シャワーは、水なんてちょっと無理。
暖房がついている家としても、冬だし。
湯沸しの仕組みもどうなっているんだか、さっぱり。

とりあえず、事情を家主へメール。

翌日、家主さんが来てくれて、状況確認、お湯の仕組みを説明してくれました。

我が家のお湯は、一定量をためて、温めておく仕組み。
一気に使ってしまうと、あたたまるまで時間がかかるので、水しか出なかったということ。


壊れたとか、トラブルでなく、ほっと安心。
すぐに対応してもらえたのも、ほっと。

家主さんは、とてもフレンドリーな雰囲気で、長身の女性。
わかりやすく説明してくれるし、
いつもニコニコ、てきぱきと仕事をすすめる人です。
初めて会ったときも、いい人が家主さんでよかったー(´∀`)と思うような雰囲気。

異国の地で、頼れる人もいない中
家主さんがこういう雰囲気なのには、救われる思いがしました。


例のシャワー事件。
長風呂(シャワーだけど)すぎたのか、台所と同時に使っていたからか、設定不十分でお湯がまだぬるかったせいか。
結局、原因ははっきりわからなかったけど、お湯が一時的になくなっていたことは確実。
そして、その後はトラブルなくすごせています。


ついでに、部屋のランプもひとつ切れたので、伝えるとすぐに、家主さんが買いに行って、交換してくれました。

こちらの、家の出入りはかなりラフ。
「いなくても大丈夫、勝手に変えておくから。私たちは、安全よ。信頼してね。」
と言っていました。
実際、翌日に、買い物に行っている間に、交換しておいてくれたようでした。
日本なら、ありえない感覚。
慣れてきました。



さて

家具、家電つき賃貸アパートメントのわがや。


家についていた家電、付属品を紹介します(*・ω・)ノ

ベッド、リラックス椅子、勉強机と椅子、間接照明、卓上ライト、カーテン、暖房はオイルヒーター(居間、台所、浴室)

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たんす、クローゼット(ハンガー付)、テレビ(ちっちゃ!けど、ケーブルテレビで何百もチャンネルが選択出来る。)
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ドラム式洗濯・乾燥機、アイロン、アイロン台、ドライヤー
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トイレ洗剤、台所洗剤、掃除用ほうき(デッキブラシのような形?)、ちりとりとミニブラシ、ゴミ箱


台所は
ダイニングテーブルセット
電子レンジ、包丁セット、まな板大小、鍋大中小、フライパン、鍋の蓋
食器は、大皿、中皿、パスタ用のくぼんだ大皿、スープボウル、大きめマグ、カップアンドソーサー
ドレッシングとかコーヒーミルク用の注ぐやつ、蓋付のつぼ(砂糖用?)、ガラスのコップ、ワイングラス、ゆで卵入れ(これは必要??)
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カトラリー類。こんな感じ。
一番下の、先っちょに丸いのがついた白いやつ。見たことないけど、炒め物に使うと便利。
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来るまでよくわかってなかったんだけど、
シーツ類と、タオル(バスタオル、中タオル各2枚)、台所のクロス
はレンタル。
2週ごとに新しいのに交換してくれます。


そして、来るまでよくわかってなかったんだけど、2週間ごとに、お掃除も入ってくれます。
床を、水でざぶざぶしてしぼるようなモップできれいに。
洗面所、トイレ、シャワーとか水周りの掃除。(シャワーとか、取っ手や壁もぴかぴかに洗って、拭いていってくれるという丁寧さ!)
シーツ交換も、慣れていて、ホテルのように美しくメイキングしてくれます。
私が手伝ったところだけ、ヨレヨレ。

お掃除は、毎回同じ人が来てくれるようなんだけど、物静かで、とても穏やかなおばさん。
すごく丁寧に淡々と掃除してくれます。
昔はすごく美人さんだったんだろうなと思う。



コンセントについて。

海外は、コンセントの差込が、国によって異なります。
無題

オーストリアは、CタイプとSEタイプ。

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差込口はこれ。

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Cが一般的というので、日本からは、Cのコネクターを多めに購入して持参。


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あらゆるタイプのコンセントプラグに対応するというのも一個購入。旅行もするし、もしものために。

【ロードウォーリア(ROAD WARRIOR)】電源プラグ変換アダプタ「ゴーコンW2 RW75BK(ブラック)」
【ロードウォーリア(ROAD WARRIOR)】電源プラグ変換アダプタ「ゴーコンW2 RW75BK(ブラック)」

↑こんな感じのやつで
世界対応の変換プラグは2500円くらい。

Cタイプのみだと、数百円で買えます。
私は100均で買いました。


国によって、電圧も異なるので、日本製の家電を持っていって使うと壊れることもあります。
なので、対応電圧を確認したり、ものによっては、電圧を変換するアダプターが必要になります。

ただ、デジカメ、パソコンは世界共通で使えるようになっているらしく、変圧器は不要。

ドライヤーはなぜか、夫婦二人とも、世界で使える電圧対応のを数年前に購入していたという奇跡。普通ドライヤーとくるくるドライヤーと持参。

電動歯ブラシは、頂き物で夫婦それぞれ違うメーカーのを使っていたんですが、一方だけオーストリアでも対応できる電圧のもの。ブラシ部分だけつけ変えて、本体は一緒に使うことにし、それも持参。

持参した家電はそんなもんなので、変圧器は用意しませんでした。

買ったら1つ4000円くらいなのかな。


そして、

海外の洗濯機って、けっこう荒いんですね。
早速、色落ちしてしまいました。
あぁ、だんなさんのベージュのパンツ。
変なしわにあわせて色落ち。
ごめんなさい。
こっちで、新しいの買えるかな…。



こういうことわざ、あるのですね。
今週のことわざ。

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