今日は、あのクーポンを使って。
このクーポン冊子。ほとんどが、2人目無料というもの。
ランチ2人目無料。
ドリンク2杯目無料
ケーキ2個目無料。
だから、二人で行かないとなかなか使えないもの。
唯一、ごはん一人でも無料。
という、1個無料のクーポンがあったお店。
外の席なので、冬期間はクローズしていた。
そこへ、来てみました。
普通の飲み物の瓶に飾ってある花。
右にあるのは手帳。簡単に毎日一言ずつ日記をつけていました。最近忙しかったから、それを整理。
毎月、目標を立てて、それを評価したりもしていたから、それも整理したりして。
歩き回ってのinput の作業もいいけれど、
ゆっくりとoutput しての整理作業も、頭がすっきりするので好きだったりします。
ランチメニューはいくつかあって、店員さんが英語で説明してくれて。
一番、よくわかららなかったものを注文。
パスタ?ラビオリ?ラザニア?と思っていたら。
まず、サラダ。
そして、こんなのが出てきました。
餃子みたいに、生地に包まれた、ポテトとミントを焼いたもの。
初めて食べる料理。
日本だと、ミントの味の食事ってないよなー。
知らない食べ物だから、説明されてもわからないはずだ。
知らない食べ物を食べられて、ちょっと嬉しい。
美味しかったです。
こんなにのんびりとすごしたのに
すべて無料で、何も払わないのも悪い気がしてコーヒーを一杯注文。
グラーツの友達から借りていた、深夜特急。
バックパッカーのバイブル本として知られるこれ。
旅ばっかしていたのに、さらに旅の本を読むなんて。
昔は不便で旅も大変だったんだなーと。
さらにここでのんびり。
あ、すずめ。
で、お会計しようとしたら。
店員さんが、クーポンを見て。
「んー、よくわからないけど、コーヒーも無料でいいよ」と。
結局、1ユーロも払わずに長時間楽しませてもらいました。
レンドブラッツのカフェです。
深夜特急
沢木耕太郎 著
自身のバックパッカー旅行の手記。インドのデリーからイギリスのロンドンまでバスを使って旅をするというコンセプトの本。
ただ、インドにたどり着くまでもかなり長い。
バックパッカーのバイブル本として知られる。
ある程度のお金を少しだけもって、宿も行き先も決めず、野宿したり、食うものにも困ったり。
でも、だからそこ感じられる本物の空気。
1巻か2巻の最後に、著者の沢木幸太郎と、高倉健の対談が。
沢木幸太郎の「旅をするなら27歳くらいがちょうどいい」という考え方が面白かった。
説明すると、長くなるし、ニュアンスをうまく伝えられなそうなので、ここには書かないけれど。
かなり(数十年前?)のものなのだろう。高倉健の発言が、現在のイメージとかなり違うものなのが、印象的だった。
こんなことを高倉健が言っていた。
ハワイが好きで、ついすぐ行ってしまう。(でも、日本人があまりいない頃がよかった。最近は、ハワイにいくと日本人がいるからあまり落ち着かなくなったと話していた。ハワイに日本人がいなかった頃ってあるんだなー。彼が、ハワイに行っていた頃、そして、対談はそうとう昔なのだろう)
とか、
若い頃どんな役者を目指していたかと聞かれて、一流になりたいと思っていた。一流とは、一番ギャラが高いこと。とにかく、ギャラが一番高い役者になりたかった。などと話していた。
もちろん、仕事にひたむきで、実直な人なんだろうとは思う。
でも、高倉健の世の中のイメージは、マスコミが、世の中がつくりあげたイメージなんだろうな。
このインタビューから感じられるような健さんのちょっとだけ、不器用で、人間臭く、青かった時代とか、誤解されるような発言はもう取り上げられないのだろうな。
などと、思ったりしていました。
グラーツとは関係ないけど、ふと思い出したこと。