来年の手帳。
どんなのがいいかなと、探していて。
なかなかぴんとくるものがなくて。
けっこう見て回っていました。
こんなものを発見。
よーく見ると
お!GRAZ!
思わず、買ってしまいました。
来年一年も、Grazと共にすごせそうです。
オーストリアのグラーツという街で半年間生活していた時の記録です。
先日、終了宣言をしたばかりですが
おまけです 笑
日本を出発する時。
自宅から、実家へフェリーを使い、車で移動。
実家に車を預け、管理を依頼し、オーストリアへ出発しました。
そして、帰国後。
車をとりに、実家へ。
また、来た時と同様に
フェリーを使い、自宅へ戻ります。
この旅を終えて、ようやく、半年間の一連の長旅がようやく終了した。
そんな気がしていたので、おまけとして記録しておくことにしました。
北海道の小樽港から新潟港まで。
19時間という長時間の拘束。
それが、逆に新鮮で、ヨーロッパでの長旅を思い出すものでした。
車は下の駐車場に止めて、出発。
フェリーってけっこう大きい。
フロントの人がいたり、
意外とホテルのような印象を受けるほど、立派。
客室だけでも3階建てで階段があったり
エレベーターも
お土産も充実の売店
大浴場
屋外ジンギスカン
フードコート
コンサート
ビンゴ大会
なんだか祭りのような様相
出発地、到着地のお祭りポスター。
京極にノリピー来てたんだ。
どうでもいいけど。
コインランドリーもあったり。
そして、客室。
豪華個室もあるみたいだし。
半年前に使ったのはこのタイプ。
狭い個室。
プライベート空間ではあるんだけど、コンセントがないのでちょっと不便。
寝台車のような2段ベッドとか
雑魚寝の大部屋も。
女性専用ルームってのは安心。
今回は、一番安いし、ここにしました。
ちょうどすいていた日らしく、この部屋の客は、たった二人。
コンセントもあるし、広々。
ストレッチも出来て快適。
気のいいお姉さんが同室だったので、ちょこっとおしゃべりしたりして。
男女混合部屋。家族みんなでわいわいしている部屋もあって、ピクニックみたいで楽しそう。
映画上映会。
来るときは、図書館戦争を見たような。
今回は、劇場版コナンと、知らない洋画を見ました。
クラシックギターのコンサート。
イベントにちょこちょこ参加しつつ、あとは船内を探検したり、昼寝したり。
あまり天気はよくないけれど
こないだ行ってきた、奥尻島が見えている。
夕方。
同室のお姉さんが、ジンギスカンを食べに行くと。
面白そうなので、ご一緒させてもらいました。
雨でも大丈夫な屋根のある、屋外。
まずは乾杯。
場所がわかりにくいからか、
レストランは大行列なのに
ジンギスカンコーナーは空いていました。
丸いジンギスカンも意外と美味しい。
小料理屋の経営をしていたこともあるという、北海道在住の彼女。
現在は、ひょんなことから、夏場のみ、
佐渡島の民宿の厨房を手伝っているのだとか。
お互いの現在の状況を報告したりして。
人生って面白いね。
と。
強風の中、遊ぶ子供。
さっきまで雨だったのに、やみました。
そして、淡い空。
人がたくさん集まっていると思ったら。
同航路を、逆に進むフェリーとすれ違い。
お互い「ポー」っと、汽笛をならして
みんな手を振っています。
フェリーに乗ったことのある人しかわからない感覚。
ぽー
このあと、日は沈み、日没。
映画を見たり、寝たり。
そうこうしているうちに、19時間はあっというま。
時刻表とにらめっこして電車を乗り継ぐ旅や、その土地の美しい風景をみてまわるのも旅だと思う。
けれど、
なにもせず、変わらないような景色をぼーっと眺めながら時間をすごし
少しづつ変わる景色と、時間の流れを感じる。
そして、その旅がなければ出会うことがないような人と会い
その人の人生に少しだけ触れるような
そんな旅もいい。
実は、この旅の後
電車を使って
富山から高知へ。
お酒が好きな友人に会うためだけに。
ただ一緒に、地元の美味しいものと、お酒を飲むだけ。
翌日も、ほとんどどこにも観光せず、ゆっくりと
それぞれのすごしてきた時間を埋めるように話をしただけ。
そんなことをしてきました。
そんな旅もまたいい。
朝10時に出発し、翌朝5時に到着。
同室のお姉さん。
到着フェリー港から、佐渡へ渡る港までは距離があり
タクシーで移動予定とのことだったので
車のある私は、そこまで送ってあげて、お別れ。
そして、新潟から自宅まで。
朝9時すぎには帰宅。
こうして、半年間に及ぶ
長い旅がようやく終了しました。
おしまい。
6月26日
いつに、帰国当日です。
11時Graz空港発の便、Wien経由で日本へ。
国際線だし、もしものことがあったらいやなので
かなり早めに空港へ。
荷造りも、もちろん終わっています。(当たり前か)
2つのスキーバッグ
2つの大きなスーツケース
2つの小さな機内持ち込みバッグ
バッグの重量はぎりぎり。
ほとんどお土産です。
のこりは、服とか、パソコンとか、書籍とか。
こんなちょっとの荷物で生活していたんだと
必要なものって、実はほとんどないんだなと思わされます。
荷物の隙間に、いつものこの子達を忍ばせて。
最後の朝食は、残してあったインスタントラーメンと、残った野菜をぶちこんだ謎の食べ物。
いい天気。
庭師のおじいちゃんが来ている。
最後に、お別れの挨拶を。
半年間お世話になった部屋。
きれいに掃除して出ます。
お世話になりました。
大荷物だ…。
仲良くしていたご近所さんの日本人留学生さんがお見送りに来てくれました。
半年間暮らした家の前で、最後の記念撮影をお願いして、
荷物運びを手伝ってくれつつ、駅までお見送りに。
これから彼女は学校だというのに
朝早くからありがたい。
荷物が重すぎて、死にそうな顔の夫。
駅で、記念撮影。
電車だと、無料で乗れるから電車という案もあったんだけど
荷物運びが大変すぎて、タクシーで行くことにしました。
ありがとー(。・ω・)ノ゙
空港到着。
まずは、チェックインして、荷物を預けて。
20kg制限の荷物。
ギリギリ…。
一人旅で、いろんな国の硬貨が残っていた。
コレクターではないし、本当に小額の小銭。
世界の子供たちへというやつ。
募金しました。
早めに空港に到着して、
すべての手続きがスムーズだったのでけっこう時間があります。
レモンジュースのみつつ
しばしのんびり。
ゲートから入ってしまったら、ここへ来ることもしばらくないんだろうな。
まずは、Wien。国内移動なので、出国審査はなし。
簡単な手続きでチェックイン。
いつもの小さなプロペラ機。
飛行機まで歩いて、タラップから乗ります。
今日もいい天気。
嬉しい。
テーマカラー赤の、オーストリアエアライン。
4列の小さな機内。
Wienまで30分のフライト。
私たちは右側のシート。
離陸しました。空港は、市内から少し離れた郊外。
この風景は、あまり見慣れたものではない。
あー、グラーツからどんどん離れていく。
グラーツ市内が見えているのは、私たちとは逆の左側のシート。
ばたばたした毎日で、すごしていた最後の数日。
しんみりする余裕もなくて
でも
「本当に楽しく、学び、充実した日々だったね。
この国、この都市、この土地に、この家に、
暮らせたことは、本当に幸運だったね。」
と夫と、話してはいました。
いざ、離陸して、グラーツの土地をふわっと離れた瞬間。
急に寂しさがこみ上げてきた。
そして、ほろっと。
途方に暮れたこと、心細かったこと、心底困ったこと。
そんなこともあったけれど
今までに自分の中に全くなかった価値観。そんなものに、水の中を泳ぐように、全身で、五感から触れて
笑ったり、はしゃいだり、ほっとしたり、感動したり。
たくさんのことを学び
人として少しだけ大きくなれた
そんな日々でした。
半回旋したけど、視界にグラーツ市内が入ったような、入っていないような。
でも、そうかもと思った風景。
それが、最後に見た、グラーツの風景。だったと。
最後に、飛行機から一目見えて、お別れしたと。
思うことにした。
その気になれば、また来ることは出来る場所なんだけれど。
そう気楽には
なかなか来ることが出来ない場所なんだよな。
そこで、生活していたんだな。
と。
短いフライトなので、配られるのは、全員水。
短時間なので、低空飛行。
天気もいいので、ずっと下界の風景を見ながら。
到着。
機内持ち込みの荷物も、こうやって乗る直前に預けることが出来る仕組み。
乗る直前に預けて、降りたらすぐに受け取る。
ウィーン空港。
イスタンブールからの帰国以来か。
Wien発 Narita 13:20の便が15:20に変更されています。
これから3時間以上。
国際線への乗り継ぎだけれど、十分すぎる程の時間。
さらっと、出国審査も通過して。
時間つぶしに、空港内のDEMELのカフェで
最後のザッハトルテを食べつつ、オシャレに休憩なんかしてみたりして。
搭乗ゲートのそば。
ここは、コンセントもあるし、Free Wifiもある、快適スポットです。
ウィーン-成田間だと、日本人の乗客がけっこういるみたいで。
こんなにたくさんの日本人、久しぶりに見ました。
日本人がい過ぎるの、慣れなくて、気持ち悪かったりもして。
搭乗。
赤だらけの、オーストリアエア。
さようならー。
航路はこんな感じ。
ついに、帰国なんだな。
とうでもいいんですが、隣の席のおばちゃんたち。
タッチパネルのゲームに夢中で、その姿が面白かったです。
何のゲームやってたんだろ??
最後のオーストリアビール。
これも最後の。飛行機プレッツェル。
けっこう美味しいかったので、密かに好きでした。
機内食。
オーストリアは、白ワインが美味しかったので。
機内のワインも美味しい。
日本への便だけど、日本食じゃないんだなー。
こってりの、マカロニチーズ。
なんとなく楽しそうな夫。
夫は、和食かな。
おー、日本までの道のり。
半年ぶりの大移動です。
ドイツ語の映像なんだけど、愛すべきワイン畑の風景を見たくて、流してました。
数少ない日本語の映像。
森脇健二。
なぜ、これ??笑
たしか12時間のフライト。
暗い空。
朝日かな。淡く美しい空。
結婚する時、私が友達からもらった、愛用アイマスク。
夫が使ってます。
日本には、出発の翌朝に到着予定。
到着前に軽食サービス。
こういうの書くの久しぶり。
ヨーロッパに入るときは、なかったもんな。
成田到着!!
つづく