グラーツ滞在中、ちょくちょく友人に手紙を書いていました。
そして、ぱらぱらと、オーストリアまで手紙を書いてくれる友人がいました。
私が、いつか手紙を書いた友人。
FaceBookに「そろそろ帰国です」と書いたときのこと。
「今日、手紙出しちゃった!!」と。
帰国まで、1週間。
オーストリアから出した手紙は、日本に1週間以内に届くこともありそうだけど
日本からオーストリアはどうだろう。
もっとかかっていることもあるような。
友人には、
まだ1週間あるし、信じて待つよ。
もし、だめだった、日本に帰ってきたその手紙ちょうだい
と言いました。
しかし、友人は、自分の住所を書かなかったとのこと。
自称しっかりものの友人。うっかり者です。
もし、帰国後だったとしたら、差出人の元にも帰ることの出来ない手紙。
そして、1週間後。
毎日、郵便受けを覗いて。出国当日も見たのですが、遂に、手紙は届きませんでした!!
帰国して。
なんとかならないかと考えた私たち。
万が一、配送された場合に、オーナーに負担をかけることなく、手紙を手に入れられないかと。
そして、
なんと成功したのです。
帰国した後に、遠い異国に届いた、差出人不明の手紙の入手に。
オーナーに、こうメールしました。
もし、私宛の手紙が届いたら、開封して、中身を写真に撮って、メール添付してもらえませんか。
友人からの手紙が届くかもしれないので。と。
オーナーさんから、すぐに返信が。
友人からの手紙。
それと、立体の金魚鉢になるペパークラフトの説明図
を、スキャンしたものが届きました。
友人からのメッセージ。
「naokoからの手紙。無理だと思っていたことは、案外出来るって言葉、すごくいいね」
と。
たしかに。この手紙も、無理だと思っていたけど、案外手に入れること。出来ました。
オーナーさん。金魚鉢、組み立てて飾ってくれているとうれしいんだけどな。
金魚鉢の本物を知らない人は、ペーパークラフトの金魚鉢を見ても涼は感じないか。
そして、見た目に涼やかなもので、涼を感じるのは、日本人独特の文化かもしれない。とも。
2014年12月
グラーツに滞在していた半年間。
ずいぶん旅をしました。
赤く塗られた部分が、半年間の訪問国です。
上の図だと、国境がわかりにくいので。
下の地図+トルコ といった感じ。
赤線で囲まれたノルウェーとデンマークはトランジットで空港に数時間いただけなので、いれなくてもいいかな。
日本から持参した、白地図。
シェンゲン協定の範囲をオレンジで枠だけ書いておいて
あとは、旅に出るたびに緑にひとつずつ塗りつぶしていきました。
旅行後の小さな楽しみ。
合計17国 (トランジットも含めると19カ国)
オーストリア、スロベニア、スイス、フランス、チェコ、ポーランド、ドイツ、ハンガリー、アイスランド、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、トルコ、バチカン市国、リヒテンシュタイン
(ノルウェー、デンマーク)
帰国前、
グラーツ在住の日本人のに友人に言われました。
「冬にグラーツに来た人はたいてい鬱になるんだよね。
ならなかった人を見たことがないよ。
というか、naokoさん。
私が今まで出会った短期滞在の日本人の中で、確実に一番グラーツを満喫している日本人だわ。」
そうですかね(´∀`)
実は、お土産シリーズ。
ひとつ残っていました。
それは、私たちが暮らした町。グラーツ。
実際に自分たちが購入したもの(あまりないけど)
と、街でみかけた(けど、買わなかった)素敵なもの。
を、まとめてみようと思います。
まずは、購入したものから。
全部並べてみました。
上の写真で、ぱっと目に付く、ピンク。
日本で生活していると、あまり知られていないけれど、オーストリアのお土産といえば、
MANNERのウエハースが定番中の定番。
京都の生八橋くらい、どこでも見ます。
中身は、手で簡単に分かれるようになっている、チョコウエハース。
1個100円くらい。
けっこう美味しいです。
ウエハースというと安っぽいイメージがあるけれど
「美味しい!」
と、けっこう喜ばれました。
スーパーでは、5個パックとか。
縦長の形だけでなく、丸型の大袋も。
標準サイズのものが、18個入っている
大型のものも。
包装を解くと、中身は一緒なんですが。
これも定番、「モーツアルトチョコ」
オーストリアならどこに行っても、目にするもの。
この絵の丸いやつは、超甘いらしいので、注意です。
シュタイヤマルクにあるbioのチョコレート工場。
母と妹が来たときに行きました。
zotterのチョコ。
美味しいし、フレーバーも多く、珍しいものがあり、面白い。
パンプキンシードオイル。
シュタイヤマルクは、カボチャの種の油が有名。
お土産で、お試し用に、ミニサイズのもの。
自分たち用には、ボトル1本。
1個10ml サラダに、バニラアイスに、スープに。
DEMELのザッハトルテ。
オーストリアといえば、ザッハトルテが有名。
nao太郎さんも、同じものを買っていました。
訳あって、ウィーン空港で購入。
ぎりぎりに購入したので、鮮度がいいです。
日持ちしないものなので、帰国してすぐにお届けしました。
中身はこんなやつ。
シュナップス。
オーストリアのフルーツの蒸留酒。
左の2本は、雰囲気のいい、シュタイヤマルクの特産品ばかりを扱ったお店で購入。
ボトルにシュタイヤマルクというのも記載されていたし。
特別な雰囲気がするので。
特別な人に。(上司だけど)
右の大きなボトルも、シュタイヤマルクの工場「BAUER」
そこで購入した、自分たち用のシュナップス。
これは、誰にあげるかわからないけれど
容器がかわいかったので。
ミニサイズのシュナップス。
シュナップスは意外と、アルコール度数が高くて、敬遠されると気づいたので
誰にあげたらいいか迷いました。
クノールのスープ
ヨーロッパ各国を旅していると、それぞれの国に、ご当地スープのもとが売っていました。
クノールって手広い。
カップ1杯分、お湯を注ぐだけのものもあったし
500mlくらい、お鍋でぐつぐつする必要があるものも。
定番スープ。
レバー団子のスープ 「レバークヌーデルズッペ」
パプリカのスープ 「グヤーシュ」
を自分たち用に買いました。
これは、旅行先で小腹がすいたとき、ほっとしたいとき用に買っておいたもの。
旅行中に飲まなかったので、持ってかえってきました。
ただのポタージュとか、パンプキンスープなんだけど
日本のものとは味付けが違って面白い。
やたら、ガーリックの香りが強い気がする。
あと、箱から出してしまうと、何味かわからない。
日本の商品って親切なんだと思い知ります。
夫の留学先のボスがくれた自家農園で作った、自家製ワイン。
1本はお世話になった現地の方と飲んで
もう一本は、日本へ持って帰って来ました。
本
これは自分で本屋さんで見て購入。
日本にいたら、GRAZの写真集どころか、ガイドブックすらないから。
写真が大きくて、とてもきれいなので、気に入っています。
これは、夫の職場のおじいちゃんが、留学最終日にプレゼントしてくれました。
GRAZのみではなく、シュタイヤマルクの写真集。
嬉しい心遣い。
オーストリアのビールの王冠の柄がプリントされたTシャツ。
私の部屋着になっています。
手袋
アイスランドで購入しました。手触りがよくて、とても暖かいです。
富山で、これが必要なほど、寒くなることあるかな…。
北海道へ行くときに、持って行こう。
ここまでが、買ってきたもの。
ここからは、街で見かけたもの。
パンプキンシードオイル
カボチャの種の油が有名なシュタイヤマルク。
最近、何度も書いてきましたが。
夏には、新鮮野菜を売っている青空市。
冬場は、保存の出来る、豆や、瓶詰めのものをよく見ました。
パンプキンシードオイルも。
これも。
パンプキンシードオイルについて詳細はこちら
シュナップス
冬の青空市。
シュナップスも見かけました。
ZOTTER チョコ
ここはチョコレート工場の売店。
このメーカーの、この工場で作っている
すべてのチョコが売っているんじゃないんだろうか。
すごい数!!
ベリー
パンプキン
インディアン
試食したけど、スパイシーでした。
小粒のおしゃれなやつも。
好きなものを自分で選んで箱につめてくれます。
買えばよかったもの
家での食事用に。
チロリアンなランチョンマットがほしかったです。
チロルの方へ行った時に、ちょこちょこ見ていたんだけど。
あまりピンとくるものがなくて。
結局買えませんでした。
これは、スキー場のレストランにて。
スロバキアで見かけたもの。
チロルじゃないし、と買わなかったけど。
ここで買えばよかったかも。
買おうとは思わなかったけど、必要な人もいるかも。な、もの。
エアバッグ
このリュックの中は、エアバッグです。
バックカントリーで雪崩に巻き込まれた時用のもの。
日本ではほとんど目にすることがないけれど
オーストリアのスポーツ用品店には、特設コーナーもあるくらいの商品だったし。
スキー場にも売っていたり。
コースのエリア外を滑るようなスキー場では、これを使っている人の姿、よく見ました。
圧縮空気(?)の入ったカートリッジは、使うたびに交換が必要で、エアバッグ自体は再度使用出来るものみたいです。
けっこう高価なもので、1つ 10万円くらいしてました。(600-800€)
民族衣装
現地の人を見ると、けっこう着ている人がいました。
オペラ座とか、レストランの店員さんとか。
ちょっと特別な場面で着ているような。
日本で言う、着物のような存在なんですかね。
グラーツ中心部のメインストリートに
民族衣装の専門店がありました。
彩りもきれいで、面白いお店でした。
2階には、民族衣装を思わせる布がたくさん置いてあったので、仕立てもしてくれるのでしょう。
GRAZ空港にて。
オーストリア的な柄の日用品。
マグネット
こういうビール用の陶器マグ、実家にある人いたけど、オーストリアとかドイツのものだったのか。
モーツアルトチョコ
モーツアルトというリキュール
Mannerのウエハース
パンプキンシードオイル
シュナップス
免税コーナー
CHANEL の「CHANCE」というフレグランス。
響きがいいから、自分に与えられたチャンスに感謝して、記念に買おうかと思ったほどでした。
普段、香水などつけないので、結局買わなかったです。
Wien空港
どこも似たようなものだけど。
ビールグラス。
ショットグラス
DEMELやザッハーではない、ザッハトルテ。
ミニボトルのシュナップス。
ここが、一番高い。やはり。
manner のモーツアルトチョコ。これはけっこうおいしい。
ウィーンといえば、クリムトの絵画。
クリムトの「接吻」をモチーフにしたお土産が多すぎて、笑っちゃう。
こんなの、誰がいるんだ!?という勢いです。
まず、エプロン。
トートバッグ
様々な手提げ。どれもいらない…。
皿…。
マグカップ。
クリムトの「接吻」以外の絵もあるなー。
扇子。日本人向け?
あと、ウィーン空港にはDEMELの店舗が、チェックイン後のエリアにあります。
なので、買い忘れがあった場合はここで購入することが可能です!
お土産シリーズもこれにて終了。
いろんな国のお土産を見てきましたが。
お土産は、浮かれた時にほしくなるものなのか
しんみり、そろそろ帰国。という時には、あれもこれも欲しくならないものなんだと
むしろ、もう少し現地の食材や調味料なんか記念に買っておけばよかった。
という程です。
ま、足りないくらいがちょうどいい。
今度、行った時の楽しみ、いつかまた行こうという原動力になればいいのかな。
とも思っています。
グラーツで出会った人々
幸運にも、そして偶然知り合うことが出来た
グラーツ在住の日本人さん。
グラーツの日本人の中でもリーダーシップを発揮している彼女。
お兄ちゃんが書いてプレゼントしてくれた絵
日用品のこと、食材、携帯電話
季節行事、旅行。
本当にどんなささいなことでも、いつも丁寧にアドバイスをくれた。
時には、お店までついてきてくれて。
そして、日本で知っているどんな人よりも、フットワークが軽く、
広い視野と、ちょっとぶっとんだアイディアの持ち主。
この全力疾走の半年間。背中を押してくれたのは、いつも彼女。
私が疾走出来たのは、彼女のおかげだと思っています。
彼女のご主人。
現地の方。
グラーツに来てすぐの頃、スキー場へ連れて行ってくれました。
それもいい思い出。
グラーツでお世話になった家族その2。
仕事でグラーツに移住してきた、日本人夫婦。
あまり写真はなかったんですが。
上のご主人と一緒にスキーに行ったとき、同行してくれたのが、このご主人。
そこで知り合いました。
最後のブッシェンシャンクにも、連れて行ってもらいました。
奥さんは元美容師さん。夫婦で、何度かヘアカットをしてもらいました。
お宅で、食事もご馳走になったなー。
満腹で寝落ちの息子君。
グラーツで知り合った家族 その3。
このご夫婦とは、偶然にも同じ便で日本へ帰国しました。
帰国前日に、ランチ会をした時、夫同士が話をしていて、仲良くなったようでした。
ご主人は英語圏の外国人のこのご夫婦。
わが家の夫も、英語で話して仲良くなれるなんて、成長したものです。
息子君の写真のみ。
彼は、幼いながら、日本語、英語、ドイツ語を自在に操っていました。
興味津々の夫は、いろんな言語で話しかけて、反応を見て、衝撃を受けていました 笑
転勤で、グラーツへ来た彼女。
私たちの帰国ぎりぎりにグラーツへ来ました。
このブログにメッセージをもらっていて、グラーツへ来る前から連絡をとっており
グラーツに来てからも、短い期間だったけれど、仲良くさせてもらいました。
私と年齢が近い彼女。
二人で、「もっと早く出会いたかったね。」
「グラーツでもっと一緒に遊びたかったね。」
と、話していた人でした。
グラーツへ来たばかりだというのに
お宅で、手料理をご馳走になりました。
どれも美味しかった!!
彼女の職場の同僚。
企業インターンの学生さん。
アパートメントの入居者が大暴れし、家に入れなくなってしまった。(そんなことあるんだ!)
と、行き先がなくなり
急遽、上の彼女との食事会に参加してきたことがありました。
こうやって、出会えてよかったです。
同僚さん その2
上の同僚君と共に、東大生コンビ。
すごく変わった人で、すごく頭のいい人でした。
頭がよすぎる人って、爆発的に感性があふれ、芸術的だったりするんだと思った人。
夫が、その発想の面白さに虜になっていました。
一回り以上年下の彼に
「今まで生きてきて、こんなに頭がいいと心底思う人に出会ったことがないかもしれない」
と、何度も感心していました。
ご近所さん
寿司の山本でたまたま一緒になった日本人さん。
グラーツには、日本人は10家族くらいしか住んでいないはず。
レアな日本人さんに出会えて、嬉しかったです。
確か5年くらいグラーツに住んでいるという彼。
チェルノブイリの原発事故の影響による
その後のヨーロッパの食品の扱い、現在も残る影響、福島の事故の当時の東京とオーストリアの放射線濃度について。
日本にいては知りえないこと。
のほほんとグラーツで過ごしているだけでは知らなかったこと。
たくさんのことを教えてくれた人で、考えるきっかけを与えてくれた人でした。
でも、それはただの情報で、その情報を自分なりにどう考えたらいいのか。
それは、まだできずにいる。
もやっと思うものが心の中にあるのだけれど。
そのために、これから調べたり、勉強したり、考えをまとめたりする必要があるのかなと思っています。
アウシュビッツ、旧ユーゴののブログは、ない頭をしぼって
今しかないこの感覚を忘れないようにと
頭が爆発するんじゃないかと思いながら
いっぱい考えて書きました。
でも、この問題は、自分が直接経験したり、見たものではないので。
どうにも、考えがまとまらなくて。
いつか、それを文章に出来たらいいと思ったりしています。
Emiちゃん
寿司の山本のバイトさん。
グラーツ大学への留学生さんでした。
ご近所さんで、すごく人なつっこい子。
旅行に出るからと、我が家のリュックをかしてあげたり
その旅行のお土産に美味しいチョコをもらったり。
突然連絡が来て、二人で散歩に行ったり。
散歩しながら、いろんな話をしたのが、とても貴重な時間でした。
すごく繊細で、独特の価値観を持っていて、面白かったです。
まだ、ブログに書いてはいないんだけど
帰国の日。
登校前、朝早くにもかかわらず
家ま来てくれて、駅まで一緒に歩き、お見送りをしてくれました。
すごく嬉しかったです。
遠くに住んでいるけれど、
帰国してからも、時々連絡をとっています。
スタンドの店員さん
夏も、冬の寒いときも、ずっとある、スタンドのお店。
アジア人(たぶんコリアンかな?)のやっているスタンドがあって、
ホットワイン、グリューワインを何度か飲みました。
日本人ではないので、英語での会話でしたが
気のいい店員さんて、通りかかると、にこっと挨拶してくれるような関係でした。
お向かいのジャズバー。
週に1,2度の演奏。
ライブ料金、席料はなし。
安いビールのお金のみで、ゆっくり演奏を聴けるアットホームなお店。
無料で、おつまみを出してくれたりして。
そして、いつも大声で、大笑いしているおばちゃん。
包み込むようなやさしさがあり
大好きだったなー。
お店の前に。
似顔絵だろうな。
おばちゃんの大爆笑。本当にこんな感じ。
これは、若かりし日かな。
帰国前日。
ちょうどライブの日だったので、
最後におばちゃんに挨拶に行きました。
寿司の山本。
奥さんのクラウディアさん。
京都が好き。キムチ鍋が好き。って言っていたなー。
山本さん。
アパートメントのオーナー夫婦。
写真はないんだけど。
奥さんがオーナーさんのよう。
慣れない海外の生活。
家のことで困ったことがあると、すぐにオーナーにメール。
すると、メールで返信だけでなく、当日、もしくは遅くても翌日には、直接家に来てくれて、親切に説明してくれました。
お湯が出ない!!(タンクにためて温めるという仕組みを知らなかった)
テレビのつけ方がわからない。(リモコンが2つもあって複雑だった)
電球が切れた
洗面所が詰まった
冷蔵庫のドアから変な音がする。
困ったときに、家に来てくれるのは、いつもオーナーのご主人。
背が高くて、ハンサムなご主人。
最初に行ったスキー場は、彼が教えてくれたんだった。
日本から、出国前の家探し。
選択肢はなくて、本当にここだけ。
不安を抱きながら、向かった家。
でも、この家、このオーナーさん。
ここに住めて本当によかったです。
掃除のおばちゃん
2週間に一度来てくれた掃除のおばちゃん。
部屋の床のモップで水拭き、水周りの掃除、シーツとタオルの交換。
物静かで、背が高く、若いころはすごく美人さんだったろうなと思う、おばあちゃんに近いような彼女。
最後に記念撮影しようと思ったら、恥ずかしいからダメと。
こっそり庭から撮っちゃいました。
いつも、きれいにしてくれてありがとう。
庭師。
不定期に現れるおっちゃん。
庭の、草刈り、バラの蔓の這う日よけ。
このアパートメントの庭の手入れを一人でしてくれています。
どこか大きなホテルの庭も手がけていると言っていました(たぶん)
英語が全く出来ない彼でしたが、ニコニコと陽気な人柄で、仲良くなりました。
帰国前日にも偶然会うことが出来て、お別れの挨拶が出来たことが嬉しかったです。
簡単に書こうと思っていたのに、
熱い思いで、長くなってしまいました。
たくさんの人に支えられた
滞在だったんだと
改めて思い知らされました。
いよいよ、明日出発です。
しんみり…。
は、していません。
今日も、多忙な一日になりそうです。
午前中に夫は職場へ行って、早めに帰宅。
そして、二人で荷造りのラストスパート。
詰め込むのは簡単なんだけど、重量制限があるので、超えると超過料金が恐ろしく高くなってしまいます。
郵送したほうが安いんじゃないかというくらい。
超過料金についての詳細は→こちら
なので、バランスを考えて、均等に、制限ぎりぎりになるようにつめたり、
機内持ち込みの小さなカバンに書籍なんかの重たいものを入れたり。
これで重さをはかりつつ。
で、午後から。
荷造りがひと段落したので。
グラーツのお友達にランチにお招きされていました。
いつか、夫の手作りネパリカレーをご馳走するって話もしていて。
残った食材で、ネパリカレーを作成して、持参。
それと、使い切れなかった食材や、医療品(テガダームとかデュオアクティブとか)、タッパ、読み終わった本。
いらないものもあると思うけど、適当に処分して!!
と、大量に持参して。
日本に持って帰る必要はないけれど
捨てるのは忍びないので、もらってくれる人がいてありがたい。
偶然にも、日本人の少ないこのグラーツで
明日、私たちと同じ便で日本へ帰国する日本人家族が。
このお家で何度かご一緒した人で
彼らもランチにお招きされていて
ちょっとしたパーティみたい。
おひつ!!
ちびっこ達
今まで本当にお世話になったので
お礼にと、先日のブッシェンシャンクで購入したワインと、夫の留学先のボスからもらったというワインなど
数本のワインを持参。
でも、結局、「飲んでみよう!!」ってことになって。
私たち夫婦も一緒に味見 笑
もう一つの家族は、私たちと違って、ここグラーツに数年間の滞在。
なので、荷造りも、掃除もすごく大変だったようで。
奥さんは、結局姿を見せず。
ちびちゃんと、パパが一瞬現れただけでした。
夫は、ここで、ご主人と仲良くなっていたようでしたが。
美味しいワイン。
結局、3人でワイン3本くらい飲んじゃったかも。
イタリアのお土産だよと、グリッシーニに生ハムとか、おしゃれなおつまみも出してくれたりして。
今度、日本でも真似してみよ!!
ムスコ君がくれた、ハート型の花びら。
庭のワイルドストロベリーを食べたり。
最後に、記念撮影。
私が、オーストリアでこんなにもアクティブに活動できたのは、
彼女のアドバイスの力がかなり大きかったと思う。
有益な情報をたくさんくれたのはもちろん
ぽんっと背中を押してくれたことも、数えきれない。
本当にお世話になりました。
いったん帰宅。
夫は荷物の最終調整。
私は、「グラーツの写真集がほしい」と、夕方に外出し、本屋へ。
これを買いました。
大きな写真が美しい本。
これを見ると、グラーツのこと、思い出します。
全てがぎりぎりだけど、買っておいてよかった。
夜は、残った食材で簡単に夕食。
そして、今日は水曜日。
向かいのジャズバーで、ジャズの演奏の日。
お世話になったおばちゃんに挨拶に。
夫は、今日の昼間。
開店前のお店にいるおばちゃんに偶然会ったようで
おばちゃんの半生を聞いたり
1時間くらい話し込んだみたい。
大好きなおばちゃんと最後にゆっくり話をする時間が出来てよかったと。
ぎりぎりの入店だったから、あと1曲というところ。
仲良くなった、ご近所の常連さんの女の子がいたんだけど
今日は、来てなかったみたい。
会えなくて残念。
ここも本当に、自分たちの居場所という感じのする、居心地のよい場所でした。
今までジャズなんて触れたことなかったけれど、
気負いなく、ジャズを楽しむことが出来た場所。
ビールも安かったし。
なにより、このおばちゃんの大きな笑い声。
そんな風に、最後の夜はふけていきました。
明日、朝出発。
寝坊しないようにしないと。