オーストリアの首都 「ウィーン」

オーストリアに住むのだから、ウィーンフィルハーモニーやウィーン少年合唱団の音楽は当然聴けるものと思っていました。


しかし、その機会に恵まれることなく、私たち夫婦は帰国しました。


帰国して、知ったのですが、

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団。


日本でもとても人気のある楽団で、元旦にNHKで「ニューイヤーコンサート」の様子が生中継されることでも知られています。

そのチケット。
本当に入手困難なものなのだそう。


ウィーンでも定期演奏会のチケットは、会員の先行発売でほぼ完売!!

ニューイヤーコンサートにいたっては、世界一華やかで高級なコンサートといわれ、プレミアがつき、オークションでは100万円以上(!)の価格になるとか。

日本から、ニューイヤーコンサートのチケットを入手しようとすると、150万円以上する、ニューイヤーコンサートツアーパックを申しこまなくては、入手困難ともいわれているそうです。

参考までに、来年(2016年)のツアー情報→こちら



また、日本での来日公演も定期的に行っているようですが
S席 3万8000円だそう、、、。

なかなか気軽に手を出せるお値段じゃないようで。



一応、滞在中、ウィーンフィル本拠地の「楽友会館 黄金ホール」は見学だけしてきました。

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そんなウィーンフィルの演奏を、先日、日本で聴いてきました!

「TOYOTA MASTER PLAYERS Wien」

という企画。

2015年の詳細は→これ

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トヨタの協賛で、一般の人にも良質な音楽を気軽に触れられる機会を。というものみたい。

オーケストラメンバーがすべてウィーンフィルというわけではないようで、半分くらいだったか。
でも、残りの半分もウィーンオペラ座とか、元ウィーンフィル、ベルリンフィルのメンバーという一流の方たち。


そのチケットが、S席で5500円。

庶民の私でも、入手可能です。

わー!まさか、帰国してから、聴くことが出来るなんて。予想もしていなかったので、わくわくします。




数年前から行われている企画。

北海道だと、例年はKitaraホールなのですが、今年は改修中ということで、なぜか苫小牧市民会館で。

わざわざ苫小牧まで出向いてきました。

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なんと、最前列!
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念願の演奏をついに!!というバイアスもあったと思いますが

演奏が始まった瞬間。

感激のあまり、ほろりと泣いてしまいました。


後方の方が、全体の調和した音が感じられたのかもしれませんが
最前列だったことで、演奏家さん達の表情をじっくり見たり、息遣い、一人ひとりの音がどのようであるか。まで、感じることが出来ました。


定番の曲では、皆リラックスした雰囲気で、ニコニコと楽しそうに目配せをしながら演奏している姿
交響曲では、表情が変わり、勢いやかっこよさを感じる演奏で、
見ていて、聞いていて、とても楽しい時間となりました。




北海道での、演奏曲目は、


J.シュトラウスⅡ世 喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」より チャルダッシュ「ふるさとの調べよ」
モーツァル  歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より レチタティーヴォとアリア“恋人よ、許してください”
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26
R.シュトラウス ロマンス 変ホ長調
ベートーヴェン 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36


アンコールは、「スケーターズワルツ」


「こうもり」序曲は、トムトジェリーでも知られた曲。
ニューイヤーコンサートでも度々演奏されている曲のようです。



ちなみに、「こうもり」も有名ですが、ベートーベンの交響曲第2番が、だんとつで素敵で、かっこよかったです。




地元の中学生がたくさん。
吹奏楽部、合唱部。なんかの子なんでしょうかね。
子供の頃に、本物に触れられる機会があるというのは、いいことだと思います。
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終了後、ソプラノ歌手の方と交流する、地元中学生の姿。
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参考に、動画を貼っておきます。


J.シュトラウスⅡ世 喜歌劇「こうもり」序曲
 


J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」より チャルダッシュ「ふるさとの調べよ」







ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26



ベートーヴェン 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36




ウィーンフィルハーモニー ニューイヤーコンサート 2014