旅行好きの私ですが、国内外問わず、あまりお土産は買いません。
ついテンションが上がって買っても、使わないものが大半。
それより、生の空気をじっくり味わったほうがいいかなと。
特に、オーストリア滞在中は、これから日本への帰国も控えていたので、あまり荷物は増やせない。
買っても、夫と二人でちょこっと食べるものや飲むもの。もしくは友人へ出すポストカードくらい。
でも、お土産屋さんを見るのはけっこう好きです。
その土地の、雰囲気が伝わってくるし、かわいらしいものが多かったりして。
ヨーロッパ滞在中、最初の一人旅の目的地。
ポーランドのクラクフ。
美しい町並みと、歴史について学ぶ。
バランスよく、興味深く、とても印象的な都市でした。
旧市街
ヴェリチカ岩塩坑
アウシュビッツ 第一収容所
ビルケナウ 第二収容所
旧市街にある 織物会館というお土産屋通り
日本よりずっと緯度が高く、北にあるポーランド。
毛皮に、手袋、セーター。2月だったということもあって、防寒対策が充実。うしろの民族衣装もカラフルで東欧っぽい。
琥珀の産地らしい。
木製品。 ヨーロッパは様々な形態のチェスが売られていたのが印象的。
かわいらしい
キリスト関連のものも多かった。
ユダヤ教と、キリスト教と。
現在はそれぞれどういう位置関係、どういう感情ですごしているんだろうと
気になりながら見たもの。
小物入れ。濃い鮮やかな色合い。東欧っぽい。
こういうのって、買ってもなかなか使えないけれど、見るのは本当に楽しい。
ヴェリチカ岩塩坑にて。塩で作った像。 ちょっと怖い。
でも、買う人いるんだろなー。これ、家に持って帰って、どうするんだろ…。
これもヴェリチカにて。
ドワーフかな。かわいい。
ポーランド一番のお気に入り。
買ってないけど。
ユダヤ料理のレストランにあった、お土産。
ユダヤの衣装で、ユダヤの音楽を演奏している姿なのだろう。
街角で何度も見た売店。
日本までのお土産には向かないけれど。
帰りのバスで、これ食べたな。
ベーグルは、ユダヤのリング状のパンが発祥なんだとか。もしやこれ??
ポーランドのローカルフード ピエロギ。
肉やマッシュポテト、チーズが入った餃子のようなもの。
真空パックみたいなのを買って帰って、グラーツで夫と一緒に食べました。
世界中で見る、クノールのスープ。
日本だと、「コーンスープ」「きのこポタージュ」なんかが定番だけど、
それぞれの国の、ローカルな味付けのものが売っていて面白い。
スーパーで、クノールスープの棚をしばらく見ていたら
知らない人が
「これは、ポーランドの伝統的なスープだよ。これは、何味。あれは…」
と解説してくれたなー。
安くて、手軽で、保存性も高くて。ローカルの味を味わえるもの。
材料の絵が描いてあるので、言葉がわからなくてもなんとなくわかるのもいい。
いくつかお土産に買ってみました。
左から2番目のきゅうり味。
怖くて、まだ飲めずにいます。興味があって、日本まで持ってきてしまったんだけど。
日本だとクレームがくるんじゃないかというくらい、ガーリックの香りが強いものが多いと思う。
でも、いまのとこ、どれも美味しかったです。
パッケージがかわいいビール。
運びやすい缶ビールをお土産に。全部かわいい。
ポーランドのローカルなお酒。これも購入。
左が、蜂蜜のお酒。甘くてアルコールがきついもの。ストレートで。
右は、ズブロッカ。桜餅のようなほんのりと草の香り。アップルジュースで割って。
ポーランドらしくはないんですが、駅の中のショッピングモールに、日本食品のお店がありました。
ヨーロッパの田舎に住む、日本人にとっては最高のお土産屋さん。
定番のSHINODEの米。
小豆島のマルキン醤油。 これ、購入!
キッコーマン醤油、ブルドックソース、ポン酢も。
いなりずしの素の缶詰。1000円!
梅ぼしっておいしいよ。
うしろにマヨネーズって文字見えるけど。これは、ちょっと怖い。
うどん。長く日本から離れれると、意外とこれも食べられるようになるから、不思議です。
最後に。
アウシュビッツ収容所にて。
各国言語で書かれた、施設の説明パンフレット。日本語もありました。1冊150円くらい。
ガイドの中谷さんの説明を半日受けたので、それで十分という思いもありましたが、何か形に残るものを自分の手にして、帰宅したい。
このことを、忘れたくない。
そんな思いから、購入しました。
これも、アウシュビッツで購入したポストカード。
アウシュビッツへ行く人は、近郊のクラクフへ滞在することがほとんどだと思います。
ただ、クラクフの市街地のお土産屋さんでは、クラクフの美しい風景の写真のポストカードばかりで
アウシュビッツのポストカードはほとんど目にしませんでした。
負の遺産に対して、観光資源としたくない。
もしくは、そのことを認めきれない。
ということが、もしかしたらあるのかもしれない。
そんな風にちらっと思いました。
ポーランド人は、ユダヤ人に対して加害者というわけではなくて
むしろ、ポーランド人はドイツにひどい目にあわされた被害者という立場。
首都ワルシャワは壊滅状態にされたり、ポーランド人の多くも収容所で強制労働につかされたり
戦後も、ロシアに支配されて、自由とは程遠いことにしばらくなっていたり。
だからこそ、観光資源に出来ないのだろうか。
広島では、原爆ドームのポストカードってどういう存在なんだろうか。
このポストカードに、ここでの体験を記して、このことを伝えたいと思った友人に送りました。
それは、自分にとっては、必要な行動だったと思うので、購入しておいてよかったです。
美しい風景のポストカード。
緑に囲まれた旧市街。
これはこれで、いいんですけどね。
お土産だけで、写真整理していたら、けっこう面白かったので
ぼちぼちと、続けてやってみようか。と思っています。