楽しかったトルコ旅行。
その最後に、とんでもない試練が待ち受けていました。
まさかの、航空会社職員の勘違いと知識不足による搭乗拒否。
さらに、web check inの消去。
イスタンブール空港。
(本当は違うのに)オーストリアにオーバーステイをしていると、言いがかりをつけられ
オーストリアへの帰国を拒否されました。
航空会社へは、チケット窓口、コールセンター、オーストリアの空港スタッフにも助けを求めたものの
責任は自分にないと、具体的な行動をとってくれる人は一人もいなく
日本大使館にも助けを求めるも、アドバイスのみで具体的な援助には至らず。
結局、毎日夜まで空港にいて、今日も帰国できなかったと夜遅くにホテルを確保
空港に3日間も通うことになり
最終的には、他社(ターキッシュエア)で帰国の保障をしてもらい(なぜ拒否に至ったのでしょうかね。大丈夫ですよ。と。)、追加で別にお金を払い、他社の航空券を自分で購入。
なんとか、帰国することができました。
ウィーン空港で、初めて私の話を聞いてくれるスタッフがいて、ウィーンからグラーツまでの航空券は用意してくれました。そして、今後のクレームや保障の話し合いはこちらに。と連絡先も教えてくれました。
詳細は、こちら
1、観光と悲劇
2、絶望
3、帰国へ
日本では考えられないこと。
海外では、ありうることなのだと、身をもって実感しました。
グラーツ在住の日本人妻さんたちにこのことを話すと、
「海外の会社は無責任だから、頑張らないと謝罪とか返金をしてもらうのはそうとう難しいと思うよ。」と。
明らかに、向こうが間違っていてもそうなのか!!
と驚きました。トルコだけでなく、ヨーロッパでも文化の違いなのか。
日本は、何でもかんでも謝罪だったり、クレームの社会だというのに。
一応、教えられた連絡先に、夫と私のメールアドレスからそれぞれ同じような内容のメールを送信。
ある程度予想はしていたんだけど
待てど暮らせど、返信すらなし。
そして、諦めかけた1ヶ月半後。
ようやく返信が。
内容は
返信が遅くなったことへの謝罪。理由は客がたくさんいて、多忙だったから。(おいおい…)
スタッフのミスによる搭乗拒否に対する謝罪。
使用しなかった航空券の返金
他社で購入した航空券の差額(当初のオーストリアエアラインのみの方が安かったので)の保障
滞在延長による宿泊費の保証
を約束する内容でした。
一度の返信すらないので、返金どころか謝罪の言葉、もしくは、弁明の言葉すらもないものと
あきらめていたのに。
返金されない可能性も考えて、ウィーンまで2万円の航空券で帰ってきていたくらいだし。
まさかの、謝罪と返金!!
やったー!!
オーストリアの友人に報告すると
「すごい!!奇跡だね!!」
とまで。
そこまで、だめだめなのね…。
すぐに、差額、宿泊費の内容を証明するもの、日本の銀行口座のSWIFTコードと口座番号をメール。
返金は帰国してからでしたが、無事日本の銀行口座に返金を確認することができました。
海外送金って、意外とお金がかかるもので、1度の送金に手数料が2000円くらいかかります。
それは、向こうで持ってくれてはいませんでした…。
本当なら、向こうが持つべきものだろうな。と思いつつ。
ここから更に時間と労力をかけて交渉する気ににはなれず。
お金の問題ではなく、保証されたという事実が一番大事かなと。
2000円くらいの差額を自分で払って、補償を受け取りました。
めでたしめでたし。
誰もが望む経験ではないし、出来れば避けたいもの。
でも、なってしまったものはしょうがない。
この事件のおかげで、スムーズな旅行であれば経験しなかったようなことを、たくさん経験することができました。
長い長いトルコ旅行。
帰国してからも、こうやって自分の中では、続いていました。
それと、このブログの人気記事ランキングベスト5というのを、私は見ることが出来るのですが
だいたいベスト5中に、2つか3つトルコの記事が入っています。
あとは、私のブログの写真が日本のバラエティ番組で使用されたこともあったり。
旅が終わってしばらくたっても、こうやって旅は続いていくものなんだと思ったりしています。
ことわざシリーズ
手はずを整えても、人がそれに応じてくれないこと。
あやうく、そうなるところでした。